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<内容>核燃料サイクルの放棄は、「技術抑止」という日本のこれまでの核抑止政策の「放棄」であることを、世界に向けて宣言するかたちで、行われなければならない。

今回の原発事故の最大の原因は、日本がほんとうの意味で「原子力の平和利用」を確立できなかったからだというのが、世界に向けての日本としての反省でなければならない。

この宣言を起点として、ドイツの例に見られるように、日本は、東アジアの近隣諸国、米国、ロシア、その他の国に、今度こそ、核兵器を否定する国として立国することを訴え、信頼を勝ちとるのでなければならない。

そして、そこから新しい外交と、産業と、哲学とを作り出していくのである。

これは、夢物語だろうか。

渾身の書き下ろし「祈念と国策」を収め、世に問う。

<収録曲>死に神に突き飛ばされる(「追い抜かれる」という新しい経験小説家は何を語るか我らの狂気を「生き延びる」こと死に神に突き飛ばされる-フクシマ・ダイイチと私政府と新聞の共同歩調未来はおねしょしている未来からの不意打ち私たちの炉心の溶融疑問だらけの菅降ろし新しい母語の用法)祈念と国策(はじめに-何を考えるべきかということ原発は維持すべきか、排すべきか世界のなかで考えるべきことメディアの問題アトムとゴジラ-祈念と怨念核燃料サイクル、技術抑止、国策)<商品詳細>商品番号:NEOBK-1043089メディア:本/雑誌発売日:2011/11JAN:97840002304213.11死に神に突き飛ばされる (単行本・ムック) / 加藤典洋/著2011/11発売

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